imaginegargle’s blog

中国文明の揺籃である河南省への旅の準備とその旅路について記すブログ

河南省を往く19

歯が痛い

 出発まであと一週間を切ったというのに、以前から左の下の奥歯が時々うずいていたのがここに来て暴れ出した。

 前回は1月に一週間くらい病んで、鎮痛剤を飲んでごまかしたが、そのうちに痛みが引いていくので歯科医に行っても「また痛くなったら来てね。」と言われて終わり。

 でもそれで済むわけも無く時々かみしめたときにピリッと痛みが走った。今回は3日ほど前から痛み出し、歯茎も押さえるとズキズキ痛む。炎症が始まったようだ。

 だが残された日は水曜日の祝日を除いて5日のみである故、齲歯の治療が今回の旅行前に終わる見込みは無い。また鎮痛剤でごまかしながら旅をするという手もあるがサテどうしたものか・・・?

 そんな風に迷っていたが、意を決して近所の歯科医に電話したらすぐ見てくれるというので行ってきた。日曜日から二週間弱の訪中予定を話して、「どうしましょう?」と歯科医師に尋ねたら、「まあやるしか無いかな。開けてきれいにします。」と簡潔なお答え。

 早速かぶせた樹脂の冠を削って剥がし、3本と言っていた神経の穴を広げ始めた。どうも1本だけ神経が生きているらしくそこに針状のものを突っ込まれると猛烈に痛い。久しぶりの痛みで、ナチどもが拷問に使ってたというのは本当だなと思った。

 結局薬を詰めて出発前日の土曜日に再来するよう言われて帰宅。現状、痛みはウソのように引いていった。

 昔は神経を殺すために真っ黒いヤニのような毒を詰め込んで「明日また来なさい」と言われガリガリ削られたあと水銀アマルガムの詰め物されてたけど、今の歯科治療は全然違う。神経の穴に何か刺して削るときも何やらピコピコ音がする機械で深さを測りながらやってる風で、勘でやってるのとは明らかに違う。

 実は不安に持っていた要素の一つがこの歯痛なので、不安が一つ取り除けただけでも大きな進歩だ。