imaginegargle’s blog

中国文明の揺籃である河南省への旅の準備とその旅路について記すブログ

河南省を往く20

 出発まであと5日。どこかに放りっぱなしのザックを発見して装備を詰め込む。サブザックと、薬、ティッシュ、電池とコード、地図、スマホ2台と洗面道具。あとは着替えとパスポートを入れればとりあえず出発可能になるはず。

 なんとなく北京放送の日本語放送を聴きたくなり、酒を呑みつつ短波受信機に火を入れる。真空管の受信機なので感度はそんなでもないけど、まあ何となくいい感じで受信できてるので可とす。と言ってる間に周波数がドリフトしてしまい再度調整。このダメさ加減が自分にあっています。

 1980年に初めて訪中した時、鄭州の中洲賓館、洛陽の洛陽賓館、西安の人民大廈、開封開封賓館には全部室内に真空管のラジオがあった。ダイアルを回すと地方のラジオ局があれこれ聞こえて来る。ラジオの裏蓋を開けるとトランス付きの立派な5球スーパーラジオだったので嬉しくなった。日本では当時すでに真空管からトランジスタへの移行が完了しており、SONYwalkmanが売れ始めていた頃だ。今改めて真空管受信機を弄っているとあの頃が思い出されてならない。年老いたなと感じる瞬間である。

 


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さすが北京放送。59overで入感中。