imaginegargle’s blog

中国文明の揺籃である河南省への旅の準備とその旅路について記すブログ

2024-01-01から1年間の記事一覧

新・河南省を往く 24

8月23日 開封の2日目、涼しい朝から動こうと鉄塔公園までタクシーで移動。行きはバッテリーカーで門から鉄塔の下まで行く。涼しいうちにと思ったが既に結構気温は上昇してかなりの高温になっている。毎回開封の訪問時には必ずここに来てしまうんだけど、い…

新・河南省を往く 23

河南省の料理 河南省は霊宝・洛陽・開封を回ったが、そこで食べた料理について書いてみよう。 霊宝ではホテルの向かいにある「霊賓肥牛城」で食べたことは新・河南省を往く 13で書いたとおりだ。牛と羊はお薦めなので、行く方がいたらチャレンジして欲しい…

新・河南省を往く 22

道教寺院、謎の地下空間に響く不気味な声は? 一品楼で灌湯包子を喰らい、ひょいと窓から外を見たら懐かしい道教寺院、正確には「道観」と云うべきだが、その道観の「延慶観」が塀の向こうに見えた。飯を食ったら早速道を渡り入場料を払って参観券を買おうと…

新・河南省を往く 21

洛陽龍門の駅にタクシーで到着。時間に余裕を持って行動するのは上海で飛行機を逃した経験が活きている。G3154列車で鄭州東を通って開封北駅に到着。タクシーで前回も予約した銀祥酒店に投宿。今回の部屋も16階のほぼ窓無しの暗い部屋だ。 荷物を置くとみん…

新・河南省を往く 20

翌日、朝洛陽のホテルを出ようとすると、前日にホテルで開かれたと思しき結婚式の新郎新婦がハネムーンに出かけるセレモニーに出くわした。ホテルの前にはベントレーが横付けされ周りにもベンツやらアウディやらが止まっている。親戚、友人らが巨大なクラッ…

新・河南省を往く 19

古墓博物館に行った午後は今まで割と軽んじていたというわけでもないが、車馬坑と言ってしまえば全部一緒になってしまうわけで、兵馬俑の車馬坑を見たらもういいなという気持ちにならないか? オレはそういう気持ちになっちゃったんで別にいいかなという感じ…

新・河南省を往く 18

午後は昨日だめだった中国古墓博物館に行く。洛陽市博物館は明後日まで入場予約は満杯。そこで昨日取った予約情報を持って古墓博物館に移動。しかしその予約情報が満杯で取れなかったはずの昨日の予約情報に変わっていた。これじゃとても入場なんかできない…

新・河南省を往く 17

洛陽の見学場所は6年前に一度行った千唐誌齋博物館。今回は打車で朝早く出発して、無事に到着したが、運転手さんは出来たら洛陽に帰る客を乗せて帰りたい模様で、入口の係の人と何やら話をしているが、こんな田舎に来る人はちゃんと帰りの手段を確保してい…

新・河南省を往く 16

霊宝を離れ、高鉄で洛陽にやって来た。前回は龍門石窟には行かず対岸の東山賓館から眺めただけだが、今回は初めて来る人が一緒なので頑張って歩くことにした。 高鉄の駅を降りると、早速白タクの兄ちゃんが寄ってきて声をかけてくる。こういうのって相手にし…

新・河南省を往く 15

今日は午前11時の高鉄で霊宝西から洛陽龍門まで移動しなければならない。そのほんの少しの合間もどこか見学場所はないかと探すのが貧乏性な所で少し情けないが、同行の仲間もいるので頑張ってサービスするのが俺の務めだ。 まずタクシーを呼んでもらい、3月…

新・河南省を往く 14

ちょっと話は前後するが、俺が最初に訪中したのは1980年のちょうど今頃の季節であった。大学の先生の企画で先生方3人と学生、OB、その他に一般の人も交えた団体旅行であった。初代の北京空港から入り鉄路で鄭州まで。そこからバスで開封。また鄭州から洛…

新・河南省を往く 13

電話番号も復活して高鉄の駅である西安北まで移動するが、思わぬ渋滞にあい、けっこうギリギリで到着。大きな窓駅だなあと感心するまもなく検票が開始される。待合室正面の電光掲示板ってこれから出発する列車が全て順次スクロールされるんだが、直近3時間く…

新・河南省を往く 12

初っ端で崩壊しかけた旅程を回復せんと悪戦苦闘。西安に入ってけっこうまともなホテルに投宿。 今日は兵馬俑博物館に行こうと思ったが夏休みの日曜日。すごい人出になるだろうなと思い入場チケット予約サイトを見たら既に全時間帯が売り切れ。当日券があるか…

新・河南省を往く 11

8月17日 急遽予約して投宿したのが西安市内のAURUM INTERNATIONAL HOTEL。団体の外国人観光客が泊まるような大きなホテルでバスタブもありゆったりと過ごせる。 荷解きの後、鐘楼付近の餃子屋さんを探して易俗社のビルに入り一階の白雲章に登楼。餃子三種類…

新・河南省を往く 10

8月17日 3時ころ西安咸陽国際空港に到着。タクシーで咸陽宮博物館に行く。ここは無料の展示館でさほど大きくはないのだが展示のテーマがはっきりしているため、わかりやすい。 秦の台頭と戦国時代の様々な戦い、政略そして統一後の施策が理解しやすい。発掘…

新・河南省を往く 9

昨日から今日にかけて絶不調。いや体調はいいんだが旅程はめちゃくちゃになっている。いま必死で回復を検討しているが無駄なあがきも多し。 そもそも昨日合流するはずのメンバーと入国審査が長引いたため合流できず。ようやく会えた時には運城行きの飛行場は…

新・河南省を往く 8

8月16日 中国電信の電話だがやはり長期間使用しないと凍結されるらしく、今日上海の会社に行って調べてもらったらそういうことのようだ。で、上海では陝西省の電話はどうにもならないらしく、西安まで電話してもらったが外国人は身分証がないので再アクティ…

新・河南省を往く 7

1980年に最初の訪中をしたが、西安から北京への帰途は中国民航のプロペラ機で太原経由であった。時期的には国産の運7ができる前だったからその原型機アントノフだと思う。 上空に駆け上がるや民航機は室内に大量の霧を発生させ機内は一挙に涼しくなった。こ…

新・河南省を往く 6

8月15日 韓国の仁川国際空港を立つべくトランジット客用のラウンジを出ると、何と入口には行列ができていた。指定の搭乗口に行き搭乗開始を待って乗り込んだが、そこから1時間びくともしない。目の前を多くの飛行機が出ていくのを黙って見送るのみ。 やがて…

新・河南省を往く 5

30分遅れでソウルに向けて出発。日本海というか東海というのか、その上空は巨大に育った積乱雲がニョキニョキと立ち上がり壮観を呈す。 飛行機は朝日連峰上空を新潟に抜けて佐渡の横を通り能登半島を下に見つつ一路朝鮮半島に向かう。 無事仁川国際空港に着…

新・河南省を往く 4

千里の道も足下より始まる、というわけで午前10時30分に家を出て駅まで歩く。駅までレンタルバイクで行こうと思ったが予約に失敗して手間取り、炎天下でスマホをいじるが直射日光下ではまともに画面が見えず断念して歩く。 空港までのシャトル列車に乗り込み…

新・河南省を往く 3

中国入国のVISAが来ました。 これで旅行準備はほぼ完了です。

新・河南省を往く 2

出発前にやっておかなければならないことが一つ。前回の旅行で充電プラグに障害を生じたスマートフォンを何とかしなければならない。ついでにヘタってきたバッテリーも交換できれば上等である。 交換部品に充電ポート基板、バッテリー、カメラユニット、液晶…

新・河南省を往く 1

8月15日に出国して韓国経由で上海に入り、西安を除外してほぼ前回と同じ行程で山西省・河南省を回ることにしました。 VISAは先日新潟まで行き申請済みなので明日にはメール便で届く予定です。 上海からは飛行機で山西省運城まで進入します。運城では解州塩の…

河南省を往く67

今回使用したネットワーク環境は中国聯通の「中国本土・マカオ30日データ通信カード」というもので12GB5Gで30日使用可能というもの。Amazonで1800円くらいで購入したものだ。結果、12日の旅行期間は十分に間に合った。洛陽から日本の会議にzoomで参加したが…

河南省を往く66

さて、前回の「河南省を往く」から帰国して三週間になろうとしているが、次の「続・河南省を往く」に向けて新しい旅程が作られつつある。 現在確定している日程は8月16日~25日の約10日間。基本的には今回行った「河南省を往く」の落ち穂拾い的な旅になる。 …

河南省を往く65

今回の「河南省を往く」で見落としたところをリスト化する。 運城(山西省)の解塩池の全周が見える場所に行くべきであった。 運城(山西省)にあるという関帝廟 運城(山西省)の池神廟 陝県の三角山 霊宝の函古夹辅 洛陽 古墓博物館 禹州 鈞窯博物館 こん…

河南省を往く64

実はコロナ前の訪中、正確には訪河南省だがその経験にこりて、というのはスマホ決済がガイジンには使えなかったために街を歩いていて相当不便をさせられたために窮余の一策として「銀聯カード」の作成を試みたことがあった。 無料で銀聯カードを作ってくれる…

河南省を往く63

全く関係ないんだが、最近windowsを使用している最中に「ブブブ」というか「ザザザ」というか、そういうノイズとともに動画が一瞬とまったり、動画再生時以外も一瞬動きが止まったり、重い負荷をかけているときにはそのソフトが落ちてしまう事態が続いていた…

河南省を往く62

最終日、上海のことを書くのを忘れていた。もう上海なんで河南省を往くでもないんだが、翌日は飛行機が12時発の関空行きなので、朝8時にはホテルを出たい。磁気浮上型のリニアモーターカーにも乗ってみたいで夜遊びもせずに早く寝ることにした。 ただ、夕飯…