imaginegargle’s blog

中国文明の揺籃である河南省への旅の準備とその旅路について記すブログ

河南省を往く32

 陝西省歴史博物館から帰って来た。博物館は免費入場だが入るためには身分証の提示が要求される。外国人は身分証無いのでとりあえず入口手前の窓口に行きパスポートを提示する。同時になんか聞かれたがよくわかんないんでマゴマゴしてると後ろの兄ちゃんが「テレホンナンバー」って教えてくれた。いいヤツだ。そしてカメラで顔写真撮られてペラいチケットを渡され入場口に進んで無事に入場となる。

 中は観光客でごった返していて、とてもゆっくり見学という感じではない。ちょこっと関心のある所だけ見て特別展示の唐代壁画の部屋に行ったら入場料が270元だったかかかる上に靴の上にカバーを履くよう指示されているのをみて一気にやる気消失だ。

 それは、博物館が悪いんじゃなくてひとえに俺が悪いんだが。

 別の特別展示があって、コレは無料。朝鮮戦争時代の「抗美援朝義勇軍」の愛国展示なんで無料なんだろう。まあ、ざっと見ましたがこういうのって結構難しいよね。例えばアメリカ人とか韓国人とかが見たらどうなんだろうって思うが、まあ見には来ないな普通。


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 アメリカは戦時中、シェンノート中将率いる空軍兵力のFlying Tigersを中国に派遣して抗日戦争に協力した。その生き残りが兵馬俑を見に来て、「同じ戦士として自然に兵馬俑さんに敬礼を捧げました」みたいな写真が展示してあった。イヤ、ホントに敬礼してんだ。日本人の俺が見ると結構「すいやせん」という感じで小さくなってしまうのだが。

 あ、それから日本人ホントいないよね~。どこに行っちまったんだろう。まあ、ここに一人いるけど。

 兵馬俑でチケット買ってたら(中国人はスマホ決済が普通だからだだっ広いチケットオフィスで窓口は一つ開いてるだけ。)英語のガイドさんにどこから来たのか聞かれたので日本つったら、「中国人向けのガイドはいっぱいいるんだけど、外国人用のガイドは私達だけなの。外国人用のガイド要らないかしら。」と言われて、あぁそうなんだ〜と思った。「俺、ここに4回来ているのでガイドはちょっとね〜」と言ったら笑って赦していただけました。でもそれって彼ら彼女らにしたら死活問題だよね。


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こんなでかいチケットセンターだがガラガラで窓口一つに数人のガイジンが並んでいる。